慣れない

文章をまったく書かないわけではないんですよ
ちゃんとしたものは書き慣れてないってだけで
ネタとかは出来次第したためたりしてますし。

でもちゃんとした文章として書くと頭を使うというか
こう、めんどいうえに悲惨な感じになるので嫌なんです。
っていうか普段晒さないから超恥ずかしいのです。
ボキャブラリーが貧困なのです見逃してね…（（（
うまいへたじゃなくて話が伝わればいいです。うん。もう。←


うわあああ文章解体していつもどおりの脳内晒しとして
くだけた文面に直そうかしら…！！！（（（（


※柊→ひぃ殿の苗字です

「やめろ！近づけるな！ピンクも駄目だ！
　フリフリは…フリフリだけはぁぁぁ！！」


下校途中、どうやら待ち伏せしていた様子の知希と柊に
取り押さえられて連行された先は服屋

「亨も男と付き合うようになったんだから
　ちょっとくらいオシャレしてもいいんじゃない？」
という知希のはからいによるものだったが
「いっぱい見繕ってさしあげますからね！ふふふ…！！」
柊の中では完全に趣旨が変更されていた

そして試着室に閉じ込められて散々着せ替え人形になった挙句
今に至るというわけだが
普段着慣れない物を着るとどうにも悲惨なもので
スカートはスースーするわニットはチクチクするわ
ハイヒールはガクガクするわ、っていうか立つのもやっとだわで
「…こんな格好できるわけないだろ」
もはや大声を張るのも疲れて遠い目で呟くが聴き取ってもらえず
本日何度目かの柊カメラマンの撮影会が始まっていた

今まで着たもの全部却下で脱ぎ捨てるように返却して、しばらく
単身試着室に引きこもっていると、ふと携帯に青田昴の文字が映った



【どうした？大丈夫か？悪いもんでも食ったのか？】


しばらくなんのことかと考えたが、悪い予感が脳裏を掠めた。
試着室を少し開くとまた新たな服を抱え込んでる柊と目が合う

「柊…まさか、今撮ったヤツ…」
「え、まさかそんな青田さんに大量に送るなんてことしませんよ」
ああ、ビンゴだ
今までの悲惨なもの全部全部全部見られたのか？
嘘だろ、えええええ、おい、ちょ
「柊ぃぃぃぃぃいいいい！！！」
「きゃあああ知希さぁぁぁん！！」
「亨、どーどー。送っちゃったもんはしょうがないわ」
「なに超笑ってんだぁぁぁ！！」

恥ずかしいやら情けないやらで真っ赤になりながら柊を追いかけると
店内はお静かに、と聞きなれた声の言及と共に羽交い絞めにされた。


「、昴？！」
「よぉ、なんかすこぶる調子悪そうだったから探して迎えにき」
「ぎゃあああああ！！！！！」

咄嗟に恋人ともあろう人物の顔面に豪快に裏拳をかましてしまった

「うおっごめん！殴る気は…！でも見たんだろ！見たんだよな！」
もう羞恥やら驚きやらでテンパって昴の肩をゆする。この際許せ。
「お、おう、見たけど…っていうか離してください…っ」
「見たんだな…！…うわぁぁぁ…死にたい…」
ゆるゆると手を離すと、災難だったなぁと笑われた

「頭でもゆるんじまったのかと心配したけど、こうゆうことだったのな」
隠れてる柊や知希を横目で見やりながらこっちに手を伸ばして、
整えられて妙におとなしくなった髪をクシャクシャにされる。

元通りの銀ノ時亨の姿だ。

「うん、携帯で見たのよりこっちのがしっくり来るよな」

いつもと変わらない態度に、恥ずかしさが安堵へ変わった。
少しだけ、ほんの少しだけ残念な心は見ないフリをしておこう。


「そんな変わられちまうと、お前に惚れた意味がないしな」



遠くで柊の黄色い悲鳴が聞こえたが
お構いなしに惚れ直してしまった始末だ。



ちょっと面白いから実物も見たかったけどな、
なんて茶化されたから１発小突いてやったけど。







＊＊＊


「あーあ、失敗に終わっちゃいましたねぇー」
「そう？あたしはああなると思ってたけどなー」
「え、青田さんのリアクションですか？」
「うん。だって亨を好きになったヤツだもの」
「ではでは何故こんなことを…」
「かこつけたのよ」
「え？」
「たんにあたしが可愛い亨を見てみたかった、だ・け☆」
「…知希さん貴女って人は…、一生ついていきます（ぐっ）」




＊＊＊


なんか色々とすみませんでした（（（
天然直球な主将。
亨を探し当てられたのは、服屋が北斗の近くには一軒だけしか
ないので試しに入ってみたら居たんです。エスパーじゃないです←

送られてきた可愛い亨（渋い顔）は消さずに携帯の
シークレットフォルダにちゃんとしまってあります。
いかがわしい意味ではなく、普通のフォルダに入れたら
知らないうちに削除されそうなので（（（

見るたびに可愛いって思うよりも笑っちゃうんだけどね←