命を賭して命落として

だからあれだよ、あれ
俺が大河内さんの素晴らしさを教えてやんよ
（絶対伝わらなさそうな感覚ＭＡＸ）



おーこーち　はるき
いつも携帯しているケースに入った錠剤を
大量に神経質に噛むクセがある。


だいぶ過去の放送なのでネタバレもなにも
あったもんじゃないが一応折りたたみ。

大河内の腹心の部下、みなとが死んだ。
その横には剃刀で喉笛を切られた女の他殺体。
その女はケイサツの調査により、みなとの不倫相手だと発覚。
みなとは同じ部位を自分で切った痕があり、
寄り添うように死んだ二人の小指は紐できつく固定されてあったことから
女を殺したあとに自害という、みなとによる無理心中だと判断。
だが大河内はそれに納得がいかず
「やつが女と死ぬはずがない」と主人公に捜査を頼み込んだ。

女を殺した犯人はみなとの妻。

妻・女・みなとの３人が集まり、
女同士の口論の末、妻が剃刀で女を殺害。
みなとは「俺がなんとかするから」と
気が動転した妻に帰るよう促し
女と自分の小指に紐を巻きつけ、自ら命を絶った。

その後、耐え切れなくなった妻は
「夫は私を守ってくれたと同時に、あの女への愛を貫いた」
と、遺書を残し自害。


まぁ、物語の本筋はこんなもんです。
こっからが本番（俺的な意味で）


みなとから無理心中をけしかける事に疑問が生じた
みなとは周囲に見せ付けるように女にアプローチをしながらも
肉体関係は持たず、どちらかといえば女が積極的だった。

そこで主人公の頭にある言葉が蘇る。


「やつが女と死ぬはずがない」


一見、そんなことをするような奴ではない、
という言葉がもし本来の意味をもつのだとしたら

　　女　と　、死ぬはずがない



そう、みなとの本当の不倫相手は大河内。
女は周囲を眩ますカモフラージュ

上層部に腰掛ける大河内に不倫しかも同性愛疑惑がかかれば問題は免れない。
そしてなにより、大河内との不倫がもとで、
本来は関係ないはずの女の命が喪われたとあっては彼の人生に支障が出る、
と判断したみなとは、横で息絶えた女と共に
すべての真相と大河内への愛を隠して死んでいった。


ひとり、取り残された大河内は
「男を愛したことが間違いだったののでしょうか」と主人公に問いかけ
隠してなどいなければこのようなカタチは防げたはず。
だが愛することは決して間違ったことではない、と諭される


でも実際、公開して同性愛なんて言えないよなぁ…
と、まだ偏見のあるこの国に問い掛けた作品だと思う。


【みどころ】

みなとの家捜査中、主人公がベランダを捜索していると
震える手で錠剤を取り出す大河内。その頬には涙。
このシーンの大河内さん乙女すぎてすげぇドキドキする

ラスト、この際なんの薬なのか訪ねてみた主人公に
「あぁ…ラムネですよ。子供の頃から大好物なんです。
　他言無用でおねがいします…でないと懲戒免職ですよ」
とお茶目な一面も見せる大河内さん。萌え

最後の最後、棺桶に眠るみなとの頬に触れて目を瞑る大河内



全体的に大河内さんが色気ありすぎて困る。
この話は視聴者が選ぶベスト３に入るとかなんとかで
再放送には欠かせないらしく何度もやってるそうだ。
視聴者ハジマッｔ（ｒｙ

結局、みなとの本当に命懸けの愛で
この事件に関して大河内さんに問題はなく
大河内さんは今でもドラマ内でたまに現れてくれます。
その中でも主人公ズが大河内さんに恋愛絡みの男の事件を相談した時に
「男…？」と問い返した大河内さんはなにを思っていたのか、とか
なんかそうゆうことを考えると切なくなる。
彼のぶんまでがんばれ大河内さん。


あと勝手な妄想なんだけど
ラムネを錠剤のように持ち歩くよう提案したのはみなとだと思う！
サマになりますよなんて笑ってガラス瓶あげたんだと思う！
そうゆう子供っぽいところ好きですよとか言ってたと思う！
ラムネがええのんかー！！（自重