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今年のスローガン【人んちの子壊して遊ばない】



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ミクとか生人編。


詠ミクは二次創作でござる!

ミクが御厨家に呼ばれるたびに玄関前で思うこと(((
でも今年は少しだけ気分が踊る気持ち。

初芽「あの、はーくん、お正月なんだけど…」
初基「え、あ、はい」
初芽「いつも家族で迎えてるんだけど…あの、今回…帰ってきて、みない…?」
初基「……お、俺がですか?」
初芽「今までは、その…お正月だけ帰ってこいだなんて勝手、はーくんに申し訳なくて言えなかったんだけど……せ、せっかく歩み寄れたっていうか、少しずつ兄弟っぽくなってきた、かなー…なんて…思ってる昨今な…わけで…」
初基「…」
初芽「…え、えーと…」
初基「…あの」
初芽「はいっ」
初基「御厨で過ごしていい、ってこと、ですよね…?正月…」
初芽「はい、そうゆうつもりで…ちゃんと両親にも…あ!あの、迷惑だったら別に…あ、ほら、生人くんとかとっ約束あったりとかしたら…!」
初基「い、いえ!!行きます!全力で!」
初芽「え、え、ほ、ほんとですかっ」
初基「そうゆう家族みたいな…っていうとなんか妙だけど…兄さんと一緒に年越しなんて、考えてもなかったっていうか…嬉しいっていうか…」
初芽「は、はーくん…っ」
初基「兄さん…!」


初基「というわけで…正月は実家に帰るから」
生人「えぇぇーなんだよぉー年越し鍋しようと思ったのにー」
いのち「おもったのにー」
いのり「のにー」
初基「わ、悪い…」
生人「でもでも初芽さんとお正月かぁ!良かったね!!歩み寄れてますなぁ兄弟ですなぁ!うへへー」
初基「おかげさまで、な」
生人「楽しんできてねーっ!あ、2ショで写メ送ってぇー!」
初基「えーなんか恥ずいだろソレは…」



生人に送るという名目でミクの携帯フォルダには兄弟一緒に写ってるデータが何枚かある。
だってそうでもしないと2人共くっつかないじゃん!っていう生人の心配りなのです。
でもたまに、仲良さそうな写メ送られて、むあー!俺もー!ってもだもだする。

というわけでミクは正月と初詣は初芽さんと一緒でした。
そのあとえれみーでまた神社お参りに行った。
御厨家にはーくんが泊まる場所なんてないから(いや、だだっ広いから部屋なんてすぐ用意できるけど)はーくんは初芽さんの部屋で一緒に寝ました。
お互い幼い頃にすぐ離れたから「兄弟」の距離感がわからず、ベッド譲り合いの末に、じゃあベッドで一緒に寝よう。普通じゃない?兄弟だし。(うんそうだ、そうだよな。いのちといのり(3歳)だって同じベッドで寝てるもんな。)ということで一緒に寝そう。さぁどうする佐久間さん。
1.兄弟の歩み寄りを温かく見守る
2.大人なので少々の嫉妬心を抑える
3.樹海にダイブ



御厨家は別にミクを嫌ってはいないです。
居ても居なくてもいい存在です。そこに悪意はありません。
ただミクが御厨の苗字を持っている以上、勝手な行動で泥をつけられたりはしたくありません。
でもなにを強要するでもなく、まぁこの子なら優秀っぽいし目立ったことはしないだろうという
信頼と言うより確信で投げ出しました。でも投げたなんて世間体が悪いから、グレードの高いマンションに住まわせました。
初基が家に帰ってきても普通に接します。普通に「あらこんにちは初基さん。いらっしゃい」「またいらしてね」と遊びに来た赤の他人に接するように。
笑顔です。邪見も剣呑でもありません。他人に向ける綺麗で優しい笑顔。
プレッシャーをかけられているわけではない。むしろかけないように振舞ってくれているのかもしれないとさえ思う。けれどなんとなく息が詰まる。お前は御厨の何でもないと言われている気分になるから、初基は御厨家が苦手です。
いっそ他人の家であるならなんの気にもしていなかったけど、一番近い場所だからこそ一番遠くに感じる。

それに比べて環家の居心地がはんぱないのである。
無条件で愛されている、包まれている、必要とされている。
長い間「家族」を知らなかったミクの安息の地です。
それが一般家庭として普通のことでも、なんかこんな嬉しくていいのか、いつもこんな仲良くて疲れないのか、とかたまに心配になってしまうけど。
どんどん環家での生活に慣れて、手放せなくなってしまう。父が家に居ない環家での、なんていうか、もう大黒柱になってしまえると思う。


***


・うるさいくらいに

あいつはいつも笑ってるから
つい忘れそうになる

みんなで楽しそうに話してる中、胸が痛くなって、誰にも見えないように少しだけ顔をしかめて、もとに戻って笑う。
心配してもらったところでどうにもならない点においての心労は誰にもかけたくない。

生人が小さい頃、一度母が自分の看病疲れで倒れたことがあったから、心配されればされるほど、やめてくれ、と思う。
ミクも些細な病状なんかは全然知らない。乗り切れる程度の痛みなら絶対に顔に出さないから。
自分のせいで優しい人を困らせるのが凄く嫌だし、いつか父のように投げ出されるのではないかと恐くなる。
母に心労負わせて、弟妹にも心配かけて、友達にも頼って、後輩にすらたまに弱音を吐きそうになる自分が、ひどく弱くて不甲斐なくて嫌になってしまう。
自己嫌悪まではいかないけど、置いてかれる自分、劣っている自分、ダメな自分に少なからず気付いていて、なんとかしなきゃと、たまに、すごく焦る気持ちが出てくる。体が辛い時に限ってそんなものが押し寄せてきて泣きたくなるけど、泣いたら弱い自分を認めてしまうから、ぐっと泣けずにいる。
生人は甘えん坊だけど甘ったれではないです。
客観的に甘ったれと言われたとしても、現状を変えようと生人なりに考えて、頑張ってます。甘んじてはいない。
自分なりに健康には気を使ってちゃんと睡眠とってるし嫌いな野菜もがんばって食べてます。
だから置いてかれたくない。みんなの傍にいたい。傍で笑ってたい。
ベッドから体を起こして窓から皆を見てるのはもう嫌なんだ。

微不調が通常。
でもいくと犬は基本的に病気にかかりやすいだけで絶好調犬(?


***


・詠ミク

御厨初基が死んだ。

若年性ナントカとかいう病気らしく看取る奴もいないままにあのだだ広い部屋で息を引き取ったのだと話す大人の後ろから世間体だのどうだのという声もかすかながらに聞こえた。

大財閥の葬儀とやらはやたらと盛大で人数も半端ではなかった。これだけの人数がいても御厨初基の今際は孤独だったというのだから胸糞悪い。当然その中に俺も含まれた。

御厨初基の兄はよく似ていた。同じ顔を覗き込みかわいそうにと呟いたのが聞こえた。他人のような顔をしていた。咄嗟に出た拳は背の高い男に遮られ兄は驚いたように俺を見た。

兄は俺を御厨初基の友人だと知り彼は自殺なのだと語った。
犬の亡骸を抱きながら剃刀を首に押し当てたのだという。先程の大人達が世間体だのと唸っていたことに合点がいった。生き方も死に方も不自由をさせてしまったと俯いたその顔は生前の奴を思わせた。



俺は怜を愛している。それは御厨初基も知っていたし自分がその代わりであることもわかっていただろうがもし一度でも嘘でも好きだと伝えていたなら奴が孤独に耐えかね刃を引き抜くようなことはなかったのだろうかと思うと指先が痛く悴んだ。



財閥の子息が孤独に自殺なんて世間体悪いから病気ってことにしますよー御厨の弟の方なんて正直知らんけど財閥の子息なんで葬儀は盛大にやっときますよーって感じ。
生人に出会っていなければ初芽さんとも歩み寄っていない。
ライフとともに唯一の外との繋がりも失う感じ。


詠悸は怜が好きだけど触れられない。
ミクは自分が代わりだとわかっている。
わかっているから自分も詠悸を好きにならない、むしろミクの目にはきっと詠悸はまったく映っていない。
それに詠悸はなんか複雑な感じ。怜の代わりなんだからこっち向けだなんて、まさか、言えない。
言わないまま、ミクはなにも見ずに本当にどこかに行ってしまった。

そんな辛い詠悸。

本当はミクが好きだったのか、とか、振り向いて欲しかったのか、とか、本当は、誰が好きだったんだろう、とか…わからなくなってムシャムシャしてるといい。


***


・詠ミク(没後)

そんな言葉はなんの役にも立たない。全部遅すぎたんだよ。お前の器なんてそんなものだ。優しさじゃない。優しくなんかない。自分が救われたいだけだろう。俺を見たことなんてたかが一度でもあったか。お前は怜が好きなんだろう。頷け。頷けよ。そうでなくちゃ駄目なんだ。困るんだよ。俺、は―


 
君の首を締める夢を見たーの逆バージョンー(?

詠悸の夢の中でミクが首から血出して横たわってたので抱きしめて、言えなかった好きだなんて口にしたら目を開けたミクに殴られて押し倒されて首を締められたっていう。
そんな夢を見るのはミクが語りかけようとしてるのか詠悸自身が自分を戒めてるだけなのかーっていう。

死んでからそんなこと言われても苦しくてしょうがないだろうなぁ

寂しさってものは1人でいると感じなかったのに、相手が出来ると感じるようになる。ライフ以外に世界のないミクにとって少なからず詠悸はそんな存在だったけどそれは愛ではありませんでした。でももし詠悸が自分を見てくれるならあるいは…と少し考えた時もありました。でも詠悸が怜を好きなことは歴然とした事実でミクはそれを覆せないこともわかっていたし、振り向かせたいとも思ってませんでした。だからこそ詠悸は怜を好きでなきゃいけないんです。自分につけいる隙を見せてもらっちゃ困るんです。



詠悸宛ての遺書とかあっても良いな。内容とか決めてないけど。あ、保険金のこととかではないよ。
それを発見したのが初芽さんで、でもそしたらその遺書は詠悸が預かることになる。でも詠悸はどうやら弟のことを悩ませていた対象だと把握する。少なからず思っていたことも理解した。だからこそ遺書は見ず知らずの詠悸に渡すことなく、そんな存在なかったかのように周りの人には知らせず、初芽の机の引き出しに収納されてたりとか。
その詠悸とやらには遺言があって、自分にはなにもなかったとか、そうゆうジェラシーみたいなのもあったり。一緒にいれなかったんだから当たり前、家族じゃなかったんだからしょうがないんだけど、でも、初芽はミクのことを心配していたから。どうしようもなく悲しくて、最後の言葉は他の誰でもなく自分だけのもんだーみたいな。初芽さんも捻れてしまったんだろうか。
まぁ遠くても自分の片割れが死んだ、およびそれは自分の死顔を見たことともなっちゃー情緒不安にもなるわ。
少し詠悸と喋るようになって、なんとなく人となりがわかってきて、自分の気持ちとの折り合いがついたころに、謝りながらそれを渡してやるといいんじゃないかな。

という。ミク死亡ルートだと詠悸と初芽さんが少し関わるようになるといいな。
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自己紹介:
自己満足乙!が信条ブログ。
オリジ中心。現在は身近なオリジ描きさんを巻き込んでゴッタ煮高校開校中。願書を届ける勇気があるなら私と共に来るがいい(土下座)

夢枕の宴はうちの子お描き下さい同盟さまに加入しております。全うちの子イラストフリーとなっておりますので、かっ描いてくれればいいじゃない…!全俺しか喜ぶ。
我が校に入学なさった他所のお子様も管理人様からイラストフリーが認められています。どうぞご自由にお描きください。
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